shittekau/知って買う

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『モノの過程や生産者の想いを知って買いたい』そんな想いから生まれました。

SHITEKAU

~作り手さんと過程の見える買い物を~

インドの色味に惚れた旅:①同行取材を始めました

 

自らインドに足を運んで、日本で出来た布を染めに行く

そんな女性に出逢いました。

 

布の背景にもこだわった商品たちは、鮮やかな色をまとい、私たちの健康も心も豊かにしてくれる。

 

そんな女性にインドまで、同行取材をしました。

 

同行取材って、そもそもなんだ?

 

「いのちのころも」という、ライフスタイルショップの作り手、

“さっちゃん”のインド旅に同行し、取材してきました。

 

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【写真:訪れた先の漁場】

10日間ほどでしょうか。

共に寝泊まりし、共に食事をし、共にインド人の生活にジョインし、「そのまま」を取材。 

 

ジャングルを通る車移動も、「2時間」といわれてバンに揺られた5時間のデコボコ道も、手で食べる食事、Wi-Fiのない宿泊施設。

決して、スムーズにいかないその現状に向かう、そんな取材旅でした。

 

 

いのちのころも、とは

「いのちのころも」とは、日本で発注生産した型を、南インドに持っていき、インドでは伝統的な医療としてもあるアーユルヴェーダで使われる草花を使って染めたアーユルヴェティック染めをしたモノを作って売っているブランドです。

そして、そのブランドを作っているのが“さっちゃん”なのです。

 

「な、なに言うてるんやろ」

そう思った方も大丈夫。続編を見ていくと全貌が明らかになっていきますよ!

 

「身にまとうもの、共に暮らすものは心地よく、安心できるものがいい。」

そんな想いから、インドの工房に何度も足を運ぶさっちゃんですが、

「いのちのころも」を始める前までは何年も旅に出ておらず、パスポートも持っていない状況。

 

そんなさっちゃんが、インドへ行くキッカケができ、

出逢ってしまった、アーユルヴェーダ染め。

 

そんな伝統的で、身体にも優しい、自然のもので染めているので地球にも優しい、

アーユルヴェーダ染めに惚れたことからコトが始まりました。

 

日本で作られた製品を、インドで染める。

優しく安心な日本の製品を、惚れたインドの昔ながらの手法で染めていく。

 

海を越えて、紡いでいく。

 

【写真:さっちゃん】

 

アーユルヴェーダ染めと草木染めを比較してみる


さて、ここでまず認識されている「アーユルヴェーダ染め」は、

日本でいう「草木染め」と似ていますが、「アーユルヴェーダ染め」を日本語にすると、ハーバル染めとかボタニカル染めと訳され、草木染めとはまた別に区別されています。

 

薬草、スパイス等から効能・色を移して、

ターメリックで黄色や、インド茜で赤に染めるといった全体の流れは、

「草木染め」も「アーユルヴェーダ染め」も、一見同じだけど

 

「染め」には、染める以外にもプロセスがあります。

布の汚れを落とし、染液が布により定着しやすいようにする前処理

そして、染めた後、染を布に定着させる媒染と呼ばれる工程。

 

草木染めは、時々科学的なものを使うこともあります。

 

しかしアーユルヴェーダ染めは全行程において

科学的なものは一切使わない。

しかも染められる布に使うのはオーガニックコットン、バンブー、ジュート、シルク、リネンなど

素材にもこだわっているのです。

 

は~~~知らないことばっかりでした!

過程を知っているって、豊かな気がします。

 

 

ハーブや草木、スパイスを使って、黄色に赤に青に緑に染めていく。

その色は優しく、心地いい。

 

 【写真:染工場】

 

伝統を残す難しさは世界共通⁉ 

実は、

インドも日本と同じく、伝統の方法で生産されることがなくなりつつあります。

手仕事は減り、どんどん機械的に布をつくり、化学的な染め方で製品が出来ていく。

 

個人的には、それはそれでいいと思うし、

なにも伝統的なものを守るだけが正義ではなく、

変化していく生活に合わせて、在り方も変わっていくのは当然だと思います。

 

けれど、ずーーーーっと受け継がれてきたものがなくなってしまうのは、やっぱり寂しい。

 

気が向いたときにでも、伝統的に作られたものは、

買うこと・使うことで、人の営みを紡いでいきたいと、個人的には思う今日このごろ。

 

 

そういうわけで、今回からのインド同行取材関連の記事は、

ナチュラルテイストが強めの話題が続きますが、偏りたいわけではありません!

 

ただただ、かっこよくって、美しく、

そして世界とつながる面白さを感じるのです。

そんな「かっこいい!」「かわいい!」「すてき!」という単純な気持ちで楽しんでいただければと思います。

 

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 【写真:色んな染め具合の糸】

 

コットンが糸に。

糸が紡がれて布に

そして模様がついて、染められて。

 

製品になっていく。

 

果てしない、旅のハジマリです。

 

 

★次回章★

インド同行取材:no2,背景

 

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イベント:https://www.facebook.com/events/1349241738457630/?fref=ts

 

今回のゲスト:さっちゃん

メール:info@tsumugi-ayus.com

 

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