ヒットでホットなジンジャーシロップ②農家のおっちゃん人生爆走【高知】
こんにちは、アカネです。
「ヒットでホットなジンジャーシロップ」の第二回!
今回は、作り手さんにせまっていきます。
前回は商品に寄った記事ですので、コチラもご愛読くださいませ。
➡前回記事リンク
前回に続き、高知県の桐島農家さんという野菜や生姜を自然な形で栽培をしている方のおはなし。
今回は、その桐島農家の桐島さんにフォーカスして、その熱い想いや農家事情をお届けしたいと思います。
高知の桐島農家さんのところから、丁寧に育まれた生姜。
そして、その生姜を使って、こだわりの工房で作られるジンジャーシロップ。
そうしてやっと届いたジンジャーシロップは、シンプルな素材でつくっているから安心ですし、風味よく美味しい。
そんなジンジャーシロップも販売している農家の桐島さんの、コレカラの夢も伺ってます!
農家さんってちょっと遠い存在だけど、そんな農家さんの中でも熱意のある農家の桐島さんって一体どんな価値観や生い立ちのある方なんだろう、、、。
「農業やる気なかった」
早速、今は熱意をやっていらっしゃる方からでたお言葉は、「最初は、農業やる気なかった」という言葉。
農業は親もやっているため、よく「汚い、危険、お金儲からない」と聞かされたいらっしゃったようで、はじめから「農業は素晴らしい」「面白い」などの考えはなかったそうです。
果樹園には興味があって、海外でファームステイしたりと沢山勉強をされました。
今は野菜などを作っている農家さんなんですがね。
人生はじめから分かったもんじゃないですね~。
農業って儲かるの?
ズバリ!気になるところではあります。
先ほどの話からすると、どうやら儲からないみたいですし、、、。
でも、噂では億と儲けているとも聞くし、、、実際どうなんでしょう。
桐島さん:「実際やってるのみたら、結構手間もかかっていて儲からない人も高知には多い。有機農業で採算取るのが難しいのもある。」
私:「有機農業以外だと儲けてる人、結構いるんですか?」
桐島さん:「いっぱいいる。」
私:「高知に?」
桐島さん:「高知にもいっぱいいる。トマトでも1億とか、花を売りよって3億とか。」
私:「それってどうしてなんでしょう。量が多いんですか?それとも質がいいんでしょうか?」
桐島さん:「花は掛け合わして品種改良したものをパケットにして売ってる。関西のホームセンターとかに売ってるビオラとかパンジーは、大体そこの花や。今、アメリカにもアテンド取ってる。それぞれ仕掛け人がおるんよ。農家は農家だけでそこまでいくのは難しい。」
なるほど、儲けることは出来るけど、作る以外で仕掛け人が必要ということのようです。
桐島さんは、その「仕掛け」も自分でなんとかしちゃうツワモノ。
東京の代官山のレストランで扱っていただいていたり、地方の名品セレクトショップのようなところでも取り扱っていただいているのです。
なぜ桐島さんの野菜は他県にも流通しているか
桐島さん:「昔は作るのが専門な世界やったけど、今やってることの半分は流通や売ること。東京にも行ったりしてるよ。東京観光はようせんもんで。打合せしたりで忙しいもんで。」
桐島さんのところでは、研修生や地域の人達が一緒に農業やってくれるのもあって、桐島さん自身の仕事が、農業と流通・経営で比重が半々くらいになっているとのこと。
私:「1泊2日ですか!?」
桐島さん:「夜行バス使って、もうそんな感じやな。」
私:「夜行バス!私、もうキツイですわ~。」
桐島さん:「えぇ!うそぉ!」
どうやら夜行バスだってへっちゃらなタフな体力とグッドスリーパーな桐島さん。
桐島さん:「飛行機やと早くつきすぎるん。高知での時間の流れ方と東京の流れ方が違うのに、飛行機でスッとついてしまうと、余計もたん。そのスピードに頭を合わせていくのが大変。だからずっと外におると疲れる。」
なるほど。そういう“時間”の関係で夜行バスの方が疲れないんですね。それにしてもタフですね!私も、もっと頑丈に生きなければ!
ところで、地元を大事にしている桐島さん、どうして東京へ進出していたりするのでしょうか。
桐島さん:「代官山の駅の近くのレストランで扱ってもらってるけど、やっぱり取引してくれる値段が違う。」
私:「そういう面はありそうですね。健康志向が流行っていますし。ところで、その営業先はどうやって開拓されているんですか?」
桐島さん:「いや、僕もともとはねー、自分で営業したんじゃないんですよ。元嫁ー、いま離婚して消えたんやけど、元嫁がね、東京で料理をしててその関係もあって、繋がりがあった。ほんで自分の気に入った食材や商品を置く健康系のセレクトショップがあって、そこに野菜やら置いてもらって。時間はかかったんやけど、そっから口コミで。」
私:「ほぉ~~~!口コミで広がって取引先が決まっていったんですね!」
私:「ところで、ジンジャーシロップのパッケージや、野菜詰め合わせセットのパッケージが、とってもかわいいのですが、これも戦略のひとつでしょうか。そして、どうやってコレは作られたのでしょうか?」
桐島さん:「ラベルは元嫁がデザインしたんよ。元々デザイナーやってね、それから料理人なった人で。今は200人くらいいるお店の美容院のオーナーやっとる。東京にもお店ひらいて。」
私:「やり手ですね!」
桐島さん:「うん、元嫁は、今の(桐島農家の)元になる形をつくって、別れた感じやな。(こんなにできるようになったのは、)僕もマネジメントや経営の勉強した。だから今やってることができるようになった。一気にはようしなかったけど。」
自らの勉強も怠らない姿勢、向上心、本当に真似るべきところばかりです。
「伝えたいことがある」から研修生も受け入れています
桐島農家では、農業を知りたい方学びたい方の受け入れも行っています。
おかげさまで農業を手伝って貰えるし、人が増えるのもあって桐島さんの表情は楽しそうでした。
私:「研修生の方はどっからやってるくるんですか?」
桐島さん:「口コミとか、地域の学生さんとか、本を読んできてくれたりとか。まぁ、来たものは断らずみたいなとこで。
女の子が多いよ!埼玉からも来たりするよ。年齢は25歳とか、22歳とか。学んで、また地元に戻ってやりたいとかで。」
桐島さん、研修生と仲良くやっているようで、
桐島さん:「(研修生から)いつもほっつきすぎって怒られる。やりたいことが多すぎるんよ。」
と愉快な日常が垣間見えました。
コレカラの夢はどんなもの?
先ほども出た『やりたいことが多すぎる』とのお言葉。
コレカラの夢はどんなものをお持ちなんでしょう。
「あちこちでスペース作っていって、それを繋げて、四万十ってブランドで流通させていきたい。
それがあと8年くらいまでにやりたいことで、それが終わったら、次はペンション経営みたいなことやりたいな。のんびり、自分の周りに農業あって、来た人世話しながら。世話しながらも学ぶ場はつくっていきたいな。
あと、都会の働く女性30代40代とか、少しお金は持ってるけど安らぎ処がないような人に向けたスペースとかもオモシロいと思うなぁ。
カフェとかも作って若いもん呼んで、若い世代に伝えていけることは伝えていきたいな。それまでは、一所懸命頑張りたいな。」
「ぶはは、こんなんでええんかな、まぁ夢やからな。」と最後はニタニタしている様子で、聞いててこちらも楽しい気持ちになりました。
桐島さんの生きる教訓とは
「やりたいことは、全部やってしまおうと思っとるんです。
やろうと思えば、人間何にだってなれるんですよ。誰でも何でもできるんです。やる気があって、行動が伴って、行動に伴うだけの熱量がつけれれば。
多分ね、何やっても同じやと思うけど、自分を客観的に見るっていうことが大事。
自分で思い込んで“これが良いんだ”とやってしまうと、エゴにしかならない。俯瞰して自分を見ること、自分の後ろから自分を見ると、今やっていることが本当に正しいかどうか、野菜にとって良いのか、自然にとって良いのか、分かるようになってくる。
そうすると生きるのが楽です。」
さいごに
今回は、「ヒト」にフォーカスした記事をかけました。
正直、野菜の味の違い(スーパーで買うものと違うかもしれませんが、農家さん同士で差がどう違うか)の判断は難しくなってくるのではないかと思います。
そんな時は、人柄や目指しているところも選ぶベースにしてみても良いかもしれませんね!
行きつけのバーがあるように、ご用達の農家さんのいる暮らし、憧れるなぁ。。
☆桐島さんのジンジャーシロップは☟からご購入いただけます♪
★SHITTEKAUで紹介した、ほかの商品とまとめて購入したい場合は、ショップサイトでどうぞ
p.s.
ご協力いただきました、四万十の皆さま、桐島さん
記事を書かせていただき、ありがとうございました!