shittekau/知って買う

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『モノの過程や生産者の想いを知って買いたい』そんな想いから生まれました。

SHITEKAU

~作り手さんと過程の見える買い物を~

木彫りスタンプで彩る、優しく鮮やかな暮らし【インド】

 

こんにちは、SHITTEKAUのアカネです。

 

今回紹介させていただくのは、私がたまたまネットで見つけたところで、

生地やデザインのこだわりで、手に取って見たくなる、そんな商品たちのお店です。

 

そのお店の商品特徴は、なんといっても

 

木版スタンプ(ハンコ)をつかったブロックプリント製法を用いたインドの伝統と、日本人デザイナーのずっと使えるデザインの融合!

 

木彫りのスタンプでデザインを作成

こちらのお店の商品は、インドの伝統的な木彫りのスタンプでデザインをつくっていく伝統的なやり方を採用しています。

 

実は、インドでもどんどんと工業化、機械化がすすみ、手で行われる木彫りスタンプでの模様の出し方は衰退しつつあるのです。

私の知人のインド人は、木彫りではなく針金で模様を形どったスタンプですが、木彫りスタンプのやり方と同じように手でデザインする手法を若者に習ってもらうスクールを開いています。彼は伝統を残す活動とおっしゃっていました。

どこも伝統的で手間のいるものは衰退しつつあり、また、それを妨げようとする動きもあるものなのですね。

 

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針金の方のスタンプはこんな感じ。木彫りもやっている風景は同じような感じです。

こちらのインドのおっちゃんは、意外と白いですね。笑

 

今回紹介のお店では、このスタンプのようなハンコのようなもの自体のデザインから行っています。

 

ブロックプリントという方法

スタンプをつかってデザインしていく製法をブロックプリントと呼びます。

また、木彫りのスタンプのものは、木版プリントとも呼ばれていて、その製造方法上では50年もの間使い続けることが出来ると言われています。

デザイナーさんによると、『この何とも言えない絶妙なゆるさが、パソコンで柄をデザインしプリンターでプリントアウトして柄を考える私を大きく裏切ってくれる。可能性を感じるからこそ、大胆にデザインできる。』とのこと。(店頭にて頂いた冊子より抜粋)

 

自分の足で見つけて来る

どの場所の、どの工房でやってもらうか、どこで染めるかなど、創業者兼デザイナーの方が足を運んで決めていったとのこと。

彼女が初めて訪れたインドにて、ブロックプリント(木版スタンプ製法)の工房に出逢い、そこからの衝撃とご縁で今に至っているといいます。

 

また、色付けは、インド伝統のアーユルヴェティック染めではなく、ヨーロッパで見つけてきた、色が落ちにくい製法を使っているとのこと。(スタッフさん情報)

その染め方も、足を運んで見つけてきたそうで、、、。

ぜひじっくりお話を聴いてみたいです。

 

ポップアップショップへお邪魔しました

東京に住んでいた時、店舗が家から近かったので寄ってみましたが、お休みで、、、。

皆さんが行く際は、事前にOPENかチェックしてくださいね!笑

 

関西に戻ってきてから、京都の高島屋でショップを出しているというので、覗いてみました。念願叶ったり!

 

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寝具やエプロン、洋服。

どれもブロックプリントの商品で、優しい色合いだけどお洒落でどこにもないような感じ。

合わせてみたら、意外と「少し派手かな!?」という気分にもなるくらい、真新しいデザイン。

 

どうやって、こんな柄を想いつくんだろう、、、、。

可愛く、飽きのこないデザインは、とても洗練されています。

 

生地にもこだわっていて、優しく、着心地がさらっとしていて気持ちいい。

 

そして、手間暇かけた、人の手で作る商品にしては、お値ごろです。

 

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私は、カディー(インド人の織り機をつかったハンドメイドもの)の生地にオリジナルプリントがされたものを購入。

 

カディーは、人の手で織り機を動かしているので、ところどころに結び目があったりするのが特徴。

使うたびに、馴染んで柔らかくなっていく特徴も、一緒に時を経ている感じがして、すてきです。

 

そして、こちらの只今紹介しているお店の商品、なんとすべてのタグに、その商品の扱い方はもちろん、特徴や背景(どこで作られている等)まで書かれているのです!

 

あぁ、、私が多くの製品についてくれたらいいのに、と思っているソレでした。

 

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こうやって、ひとつひとつ、どんな背景があるのか知って買えるのも魅力的です♪

 

また、こちらの商品を作っている工房では、

インドのカースト制から生じる、つらいイメージの工房を一変。

風のとおる働きやすい環境を提供することにも協力されているのだとか。

 

この商品を手に取る人が増えることで、

インドの技法伝統は残しつつ、新しい働き方も創りだせたら

いつもの買い物よりも奥行きがあり、豊かな暮らしなのではないかと、ちょっぴり想うアカネなのでした。

 

今回のお店

kapuwa

商品購入可能なHP: https://kapuwashop.com/?page=1

SHOP: 東京都品川区旗の台4-7-2 2F(旗の台駅から徒歩2分)

*店舗が空いてるかは、下記リンクのHP内カレンダーにてご確認ください

 

www.kapuwa.info