インドの色味に惚れた旅:④工房へ突撃!
インドのアーユルヴェーダ染めを行う「いのちのころも」というシリーズを作っている日本人女性「さっちゃん」に密着取材しています。
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何度かインドに行くうちに、
次第にインドでの収穫に手ごたえを感じてきたさっちゃん。
さぁ、本格始動へと向かいます!
3回目のインド:本格始動編
さっちゃん、3度めのインド訪問。
こなれたものです。
インド旅にて既存に作られたストール等(アーユルヴェティック商品)をお店で多めに買って、
日本に帰国してからは「生命の布展」を行いました。
(サンスクリット語で、「アーユス」は生命「ヴェーダ」は真理・科学という意味になる)
なんと買い付けたもの、みごと完売。
それも、「これはトゥルシーというハーブを使っていて、呼吸に良いものなんです。」と
効能や特徴を伝えながらの販売。
お客さんに伝えると、その分売れていく。
しかし、売れていくことは「良いこと」のはずなのに、
さっちゃんはどこか違和感を感じていました。
何か、抜け落としてる感じを。
【写真:染工場】
「『絶対次も成功するでぇ!!』ってときに『うーーん。』てなってん。
そんなとき、日本のアロマを生業にしている"やわら香”っていう会社の人に、
実際に会ったことは無いんやけど、
アメブロか何かで知ってもらって、「(うちの会社に)こうへんか」って誘ってもらってん。
ピンときたものがあって、半年、“やわら香”のある屋久島に行くことにしてん。
屋久島に移ってからオイルの説明をする時、
『香りを作りながら、森も作ってるんです。』って説明するねんけど、
ソレがしっくりきてね。循環するセラピーっていうのかな。
『人間様のためにーー』っていうのがすごい、嫌で。
それから屋久島から神戸に帰ってきて、クリアになったことがあんのね。
それは、
背景を伝えたいってことやった。」
それから、扱う商品「いのちのころも」は、
・オーガニック:原材料から携わる人にも優しく、地球にも優しく
・色の定着に化学反応は使わず:化学ではなく自然のもの同士で定着を。
・児童労働をしていない:働く人の背景にもフォーカスして。
以上を心がけています。
色の定着に化学を使っていないと、色落ちしやすい。
色落ちしたら、また色を付けていく。
そんな暮らしの慈しみ方も素敵じゃない?
と彼女は、家で染めた写真を見せてくれました。
今や少し面倒に思うけど、それって初めからとても自然なことのはず。
現代の時間の使い方や、手に取る商品の成り立ち、改めて考えさせられます。
今回のゲスト:さっちゃん
メール:info@tsumugi-ayus.com
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