インドの色味に惚れた旅:②どうしてインドに通うようになったのか
『インドの色味に惚れた旅①』を読んでいただいた方、
「ところでさっちゃんて人、どんな人?」
とお思いのことでしょう。そして
「どうして『いのちのころも』というアーユルヴェティックの仕事をするようになったのだろう」とも、疑問を抱くところでしょう。
今回は、そんな今の仕事に関わるまでを紹介できたらと思います。
今やインドに何度も通うようになった、さっちゃんですが、
実は何年も旅をしていませんでした。
ましてやパスポートさえ持っておらず、ひたすら仕事に打ち込む日々でした。
そんなさっちゃんが、今、どっぷりとインドと関わりながら
新しい仕事、新しい生き方を始めたのです。
一体、彼女はナニモノ!?
そして何故インド!?
この章では、さっちゃん自身についてご紹介です◎
歴14年の人気セラピストだった
2017年2月まで、セラピストの仕事をしながら、
インドに行っていたさっちゃん。
今は「いのちのころも」一本ですが、
つい最近まで全く別のお仕事をしていたのです。
セラピーの中でも、さっちゃんの部門はアロマセラピー。
はじめは、「西洋アロマ」を使ったアロマオイルマッサージで人々を癒していました。
しかし、人を癒したくて始めたセラピーで、
たまたま耳にした悲しい事実がさっちゃんに新しい風を吹き込みます。
西洋アロマで人気の“ローズウッド”がアマゾンで乱伐されていたのです。
良く売れるからと人間都合で自然が破壊され絶滅危惧種になったのです。
それから、「ローズウッドオイル」という「ひとつの商品」ではなく
アロマひとつひとつが「植物からの戴き物」ということに気づいたそうです。
【写真:さっちゃん】
「自分の知らない国で自然が壊されていいてる。
人を癒そうとしてるのに、循環じゃない。これじゃ意味がない!
そして、日本のアロマは無いのかなぁと思ったの。」
そして出会ったのが杉、ヒノキ、柚子、生姜など日本製のアロマたち。
杉やヒノキは、間伐で生じた木を使っていて、
柚子や生姜は、もともと捨てていたところからアロマ抽出に生かしていた。
そんな国産アロマの在り方に、心動かされたのです。
「間伐材や柚子の皮など、価値がなかったものに命を吹き込む
価値を生み出す、そして例えば木のオイルを作るのに山を整えながら間伐するのね。
香りを作っているのだけど、同時に山づくりをしているっていう
その背景に感銘を受けたの。」
さっちゃんは、そんな想いをもって広かった家を使ってアロマのお店を始めました。
お客さんが増えてきて、ちゃんとお店も自宅ではなく店舗を借りるようになりました。
インドへ呼ばれる
「がむしゃらに働いたわ〜!だから、もうええなぁって思ったんよね。
そんなときに前から知り合いやった人のインドへ行く旅企画(奔流×ツアーのような)に誘われて。
そんときにパスポートも取って。」
【写真:現地にて商品の確認】
今の仕事は「自然な流れで始まった」とのこと。
「一度インドへ行った際に買い付けたものを、売り出すと『〜もしてほしい』と声があって『あ、じゃあインド行ってくるわぁ〜』そんな話の連続で。」
今に至るんだとか。
no3につづく、、、!
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ブログ:http://www.tsumugi-ayus.com/
さっちゃんのイマの状況が赤裸々につづられています~!
今回のゲスト:さっちゃん
メール:info@tsumugi-ayus.com
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インドの色味に惚れた旅:①同行取材を始めました
自らインドに足を運んで、日本で出来た布を染めに行く
そんな女性に出逢いました。
布の背景にもこだわった商品たちは、鮮やかな色をまとい、私たちの健康も心も豊かにしてくれる。
そんな女性にインドまで、同行取材をしました。
同行取材って、そもそもなんだ?
「いのちのころも」という、ライフスタイルショップの作り手、
“さっちゃん”のインド旅に同行し、取材してきました。
【写真:訪れた先の漁場】
10日間ほどでしょうか。
共に寝泊まりし、共に食事をし、共にインド人の生活にジョインし、「そのまま」を取材。
ジャングルを通る車移動も、「2時間」といわれてバンに揺られた5時間のデコボコ道も、手で食べる食事、Wi-Fiのない宿泊施設。
決して、スムーズにいかないその現状に向かう、そんな取材旅でした。
いのちのころも、とは
「いのちのころも」とは、日本で発注生産した型を、南インドに持っていき、インドでは伝統的な医療としてもあるアーユルヴェーダで使われる草花を使って染めたアーユルヴェティック染めをしたモノを作って売っているブランドです。
そして、そのブランドを作っているのが“さっちゃん”なのです。
「な、なに言うてるんやろ」
そう思った方も大丈夫。続編を見ていくと全貌が明らかになっていきますよ!
「身にまとうもの、共に暮らすものは心地よく、安心できるものがいい。」
そんな想いから、インドの工房に何度も足を運ぶさっちゃんですが、
「いのちのころも」を始める前までは何年も旅に出ておらず、パスポートも持っていない状況。
そんなさっちゃんが、インドへ行くキッカケができ、
出逢ってしまった、アーユルヴェーダ染め。
そんな伝統的で、身体にも優しい、自然のもので染めているので地球にも優しい、
アーユルヴェーダ染めに惚れたことからコトが始まりました。
日本で作られた製品を、インドで染める。
優しく安心な日本の製品を、惚れたインドの昔ながらの手法で染めていく。
海を越えて、紡いでいく。
【写真:さっちゃん】
アーユルヴェーダ染めと草木染めを比較してみる
さて、ここでまず認識されている「アーユルヴェーダ染め」は、
日本でいう「草木染め」と似ていますが、「アーユルヴェーダ染め」を日本語にすると、ハーバル染めとかボタニカル染めと訳され、草木染めとはまた別に区別されています。
薬草、スパイス等から効能・色を移して、
ターメリックで黄色や、インド茜で赤に染めるといった全体の流れは、
「草木染め」も「アーユルヴェーダ染め」も、一見同じだけど
「染め」には、染める以外にもプロセスがあります。
布の汚れを落とし、染液が布により定着しやすいようにする前処理
そして、染めた後、染を布に定着させる媒染と呼ばれる工程。
草木染めは、時々科学的なものを使うこともあります。
しかしアーユルヴェーダ染めは全行程において
科学的なものは一切使わない。
しかも染められる布に使うのはオーガニックコットン、バンブー、ジュート、シルク、リネンなど
素材にもこだわっているのです。
は~~~知らないことばっかりでした!
過程を知っているって、豊かな気がします。
ハーブや草木、スパイスを使って、黄色に赤に青に緑に染めていく。
その色は優しく、心地いい。
【写真:染工場】
伝統を残す難しさは世界共通⁉
実は、
インドも日本と同じく、伝統の方法で生産されることがなくなりつつあります。
手仕事は減り、どんどん機械的に布をつくり、化学的な染め方で製品が出来ていく。
個人的には、それはそれでいいと思うし、
なにも伝統的なものを守るだけが正義ではなく、
変化していく生活に合わせて、在り方も変わっていくのは当然だと思います。
けれど、ずーーーーっと受け継がれてきたものがなくなってしまうのは、やっぱり寂しい。
気が向いたときにでも、伝統的に作られたものは、
買うこと・使うことで、人の営みを紡いでいきたいと、個人的には思う今日このごろ。
そういうわけで、今回からのインド同行取材関連の記事は、
ナチュラルテイストが強めの話題が続きますが、偏りたいわけではありません!
ただただ、かっこよくって、美しく、
そして世界とつながる面白さを感じるのです。
そんな「かっこいい!」「かわいい!」「すてき!」という単純な気持ちで楽しんでいただければと思います。
【写真:色んな染め具合の糸】
コットンが糸に。
糸が紡がれて布に
そして模様がついて、染められて。
製品になっていく。
果てしない、旅のハジマリです。
★次回章★
インド同行取材:no2,背景
近日情報→「いのちのころも」をFACEBOOKで検索!
イベント:https://www.facebook.com/events/1349241738457630/?fref=ts
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木彫りスタンプで彩る、優しく鮮やかな暮らし【インド】
こんにちは、SHITTEKAUのアカネです。
今回紹介させていただくのは、私がたまたまネットで見つけたところで、
生地やデザインのこだわりで、手に取って見たくなる、そんな商品たちのお店です。
そのお店の商品特徴は、なんといっても
木版スタンプ(ハンコ)をつかったブロックプリント製法を用いたインドの伝統と、日本人デザイナーのずっと使えるデザインの融合!
木彫りのスタンプでデザインを作成
こちらのお店の商品は、インドの伝統的な木彫りのスタンプでデザインをつくっていく伝統的なやり方を採用しています。
実は、インドでもどんどんと工業化、機械化がすすみ、手で行われる木彫りスタンプでの模様の出し方は衰退しつつあるのです。
私の知人のインド人は、木彫りではなく針金で模様を形どったスタンプですが、木彫りスタンプのやり方と同じように手でデザインする手法を若者に習ってもらうスクールを開いています。彼は伝統を残す活動とおっしゃっていました。
どこも伝統的で手間のいるものは衰退しつつあり、また、それを妨げようとする動きもあるものなのですね。
針金の方のスタンプはこんな感じ。木彫りもやっている風景は同じような感じです。
こちらのインドのおっちゃんは、意外と白いですね。笑
今回紹介のお店では、このスタンプのようなハンコのようなもの自体のデザインから行っています。
ブロックプリントという方法
スタンプをつかってデザインしていく製法をブロックプリントと呼びます。
また、木彫りのスタンプのものは、木版プリントとも呼ばれていて、その製造方法上では50年もの間使い続けることが出来ると言われています。
デザイナーさんによると、『この何とも言えない絶妙なゆるさが、パソコンで柄をデザインしプリンターでプリントアウトして柄を考える私を大きく裏切ってくれる。可能性を感じるからこそ、大胆にデザインできる。』とのこと。(店頭にて頂いた冊子より抜粋)
自分の足で見つけて来る
どの場所の、どの工房でやってもらうか、どこで染めるかなど、創業者兼デザイナーの方が足を運んで決めていったとのこと。
彼女が初めて訪れたインドにて、ブロックプリント(木版スタンプ製法)の工房に出逢い、そこからの衝撃とご縁で今に至っているといいます。
また、色付けは、インド伝統のアーユルヴェティック染めではなく、ヨーロッパで見つけてきた、色が落ちにくい製法を使っているとのこと。(スタッフさん情報)
その染め方も、足を運んで見つけてきたそうで、、、。
ぜひじっくりお話を聴いてみたいです。
ポップアップショップへお邪魔しました
東京に住んでいた時、店舗が家から近かったので寄ってみましたが、お休みで、、、。
皆さんが行く際は、事前にOPENかチェックしてくださいね!笑
関西に戻ってきてから、京都の高島屋でショップを出しているというので、覗いてみました。念願叶ったり!
寝具やエプロン、洋服。
どれもブロックプリントの商品で、優しい色合いだけどお洒落でどこにもないような感じ。
合わせてみたら、意外と「少し派手かな!?」という気分にもなるくらい、真新しいデザイン。
どうやって、こんな柄を想いつくんだろう、、、、。
可愛く、飽きのこないデザインは、とても洗練されています。
生地にもこだわっていて、優しく、着心地がさらっとしていて気持ちいい。
そして、手間暇かけた、人の手で作る商品にしては、お値ごろです。
私は、カディー(インド人の織り機をつかったハンドメイドもの)の生地にオリジナルプリントがされたものを購入。
カディーは、人の手で織り機を動かしているので、ところどころに結び目があったりするのが特徴。
使うたびに、馴染んで柔らかくなっていく特徴も、一緒に時を経ている感じがして、すてきです。
そして、こちらの只今紹介しているお店の商品、なんとすべてのタグに、その商品の扱い方はもちろん、特徴や背景(どこで作られている等)まで書かれているのです!
あぁ、、私が多くの製品についてくれたらいいのに、と思っているソレでした。
こうやって、ひとつひとつ、どんな背景があるのか知って買えるのも魅力的です♪
また、こちらの商品を作っている工房では、
インドのカースト制から生じる、つらいイメージの工房を一変。
風のとおる働きやすい環境を提供することにも協力されているのだとか。
この商品を手に取る人が増えることで、
インドの技法伝統は残しつつ、新しい働き方も創りだせたら、
いつもの買い物よりも奥行きがあり、豊かな暮らしなのではないかと、ちょっぴり想うアカネなのでした。
今回のお店
kapuwa
商品購入可能なHP: https://kapuwashop.com/?page=1
SHOP: 東京都品川区旗の台4-7-2 2F(旗の台駅から徒歩2分)
*店舗が空いてるかは、下記リンクのHP内カレンダーにてご確認ください
プリスティン。僕が出会った最高の下着②〜着てみた感想。
前回の記事はこちら↓
勢いと直感で買った、オーガニックコットン製の下着と、どうせだからということでシャツも買いました。
数日間の使用感をレポートしてみたいと思います^^
●初日
そして触ってみると、、、。
なんか不思議な感覚。
いろんな生地を触ってみたわけではないので、細いことはわかりません。
ただ、某ファストファッションの代表格ブランドの生地と触り比べてみると、キメが細かいように思いました。
着てみます。
うーーーーーん!!!
着ていて痒くないw(←そこ)
ザラザラ感がないので、全然ストレスがありません。
めっちゃ気持ちいい!ということもないけど、違和感もない。スッと馴染む感じです。
●翌日
そしてそのまま寝てみると、変な汗をかくこともないし、気持ちよく寝れた感じです。
ちょっと汚いかもですが、そのまま朝仕事着をさらに重ねて、外に出ても全然気持ち悪くありません。
歩くと服同士が擦れるわけですが、全然静電気も起きません。肌とスレても全然しんどくない。
それがどれだけエネルギーの無駄使いになっていたのか、怖くなったくらいです。
あと汗も気持ちよくかけるような気がします。
着ていることを忘れるくらいに自然な商品、と書いているだけあって、本当に忘れてしまう。。
●買ってみての感想。
実際、上下買うと17000円ほどかかります。安くありません。でも大切に作られた製品を適当に扱うわけにもいかないので、買い手も丁寧に扱うようになります。
どんなに安い商品でもそういう風に大切に使うのが本来ですが、僕たちはいつしかそういうことも忘れています。
「高いから大切にしよう」
そういう入り口でもいいから入っていくと、
「どんなものでも大切に扱おう」
とういう意識にさせてくれる。
プリスティンの商品はそんな考え方も届けてくれたように思います。
いきなり毎日分買うのは難しいですが、毎月ちょっとずつ買い足して、ローテーションが組めるようにしたいと思っています(笑)
オーガニックコットンデビューが本格的に始まったら、またご報告できたらと思います!
プリスティン。僕が出会った最高の下着①〜目覚めちゃった話〜【和歌山】
どうも初めまして。SHITTEKAUメンバーの村上と申します!
普段は足ツボ師としてお仕事してますよ!
さて、このSHITTEKAUの記事を読んでくださっている読者の中には男性の方もいらっしゃると思います。
突然ですが、「下着」どうしてます???
僕はある日突然、下着に目覚めてしまいました、、、(変態ではありませんw)
そのきっかけはあの有名な百獣の王、武井壮さんのある発言でした。
僕は陸上競技をしていて、タイムをちゃんと出すために、1日のコンディションをその日の食事や気温、来ていた服などと紐ずけてメモしていました。
その中で僕はどうも寝る時は天然素材でできている寝巻きじゃないと調子が上がらないことに気付きました。
それから寝る時はいつもコットン製ですね。
これは意訳ですが、だいたいこんな内容でした。
僕はそれからコットン製の服や特にその中でもオーガニックコットン製の服にとても興味が湧きました。
服には素材によって合う合わないがあります。そして「服用」というように、服を用いることで体調管理するのが昔の人の知恵だったようです。
そんな知識も重なって、俄然興味が湧いたのですが、いざ色々ネットで調べてもいまいちしっくりこないのです。
理由は三つ。
- デザインがイマイチ。
- 値段が安すぎて怪しいか高すぎて手が出せない
- 男性モノは選択肢が少なく、ネット上で手に入らないものも多い。
そして探せど探せど探し求める理想のブランドが見つかりません。そんなこんなで、数ヶ月。空き時間を使ってはちょこちょこ探していると、良さげなサイトが。。。
毎日身につけるものだからこそ、こだわりたい。
今の時代を生きる男性たちへ。
着ていることを忘れるほどの心地よさを、感じてほしい。
そんな想いで、素材、仕様にこだわりぬいて作られたプリスティンジェンツシリーズ。
素材は、素肌に気持ちの良いオーガニックコットン。
健やかなコットン本来の風合いを生かし、糸、生地、製品までを無着色で
日本の職人の手を通して作られています。肌に一番近いからこそ、一番ストレスがないものを。
その付け心地と気持ち良さに魅了され、思わず虜にしてしまう。
それがプリスティンジェンツのオーガニックコットン アンダーウェアです。
これは良さげだ!!
しかもサイトがいい感じのデザイン。。。
中々、オーガニックコットンブランドでちゃんとサイトを作っているところもないんです。
だから内容も判断しにくかったのですが。
製品への想い。製造過程。どんな人に着てほしいかなどがちゃんと書いています。
お値段もべらぼうに高いわけでもなく。。。
これは買ってみたい!!!
村上はそう思った瞬間には買っていました。。。
さて。次回は実際に商品が届いてから実際に着てみた感想をお届けしたいと思います。
通常の下着の値段からは考えられないお高い商品を25歳そこらの若者が買って生活をしてみると、どうなるか。
レポートしていきたいと思います。
引用させていただいた、プリスティンオンラインストアはこちらから→PRISTINE オンラインショップ「オーガニックコットンのプリスティン」
どんな風に製品を作り、それはどんな価値があるのか。そんな買い手が知りたいことがちゃんと書いてある素敵なサイトです。
そんなサイトから商品を買い、生活をするとどんなことが待っているのか。商品レビューを通してそんなことがお伝え出来ればいいなと思います^^
ヒットでホットなジンジャーシロップ②農家のおっちゃん人生爆走【高知】
こんにちは、アカネです。
「ヒットでホットなジンジャーシロップ」の第二回!
今回は、作り手さんにせまっていきます。
前回は商品に寄った記事ですので、コチラもご愛読くださいませ。
➡前回記事リンク
前回に続き、高知県の桐島農家さんという野菜や生姜を自然な形で栽培をしている方のおはなし。
今回は、その桐島農家の桐島さんにフォーカスして、その熱い想いや農家事情をお届けしたいと思います。
高知の桐島農家さんのところから、丁寧に育まれた生姜。
そして、その生姜を使って、こだわりの工房で作られるジンジャーシロップ。
そうしてやっと届いたジンジャーシロップは、シンプルな素材でつくっているから安心ですし、風味よく美味しい。
そんなジンジャーシロップも販売している農家の桐島さんの、コレカラの夢も伺ってます!
農家さんってちょっと遠い存在だけど、そんな農家さんの中でも熱意のある農家の桐島さんって一体どんな価値観や生い立ちのある方なんだろう、、、。
「農業やる気なかった」
早速、今は熱意をやっていらっしゃる方からでたお言葉は、「最初は、農業やる気なかった」という言葉。
農業は親もやっているため、よく「汚い、危険、お金儲からない」と聞かされたいらっしゃったようで、はじめから「農業は素晴らしい」「面白い」などの考えはなかったそうです。
果樹園には興味があって、海外でファームステイしたりと沢山勉強をされました。
今は野菜などを作っている農家さんなんですがね。
人生はじめから分かったもんじゃないですね~。
農業って儲かるの?
ズバリ!気になるところではあります。
先ほどの話からすると、どうやら儲からないみたいですし、、、。
でも、噂では億と儲けているとも聞くし、、、実際どうなんでしょう。
桐島さん:「実際やってるのみたら、結構手間もかかっていて儲からない人も高知には多い。有機農業で採算取るのが難しいのもある。」
私:「有機農業以外だと儲けてる人、結構いるんですか?」
桐島さん:「いっぱいいる。」
私:「高知に?」
桐島さん:「高知にもいっぱいいる。トマトでも1億とか、花を売りよって3億とか。」
私:「それってどうしてなんでしょう。量が多いんですか?それとも質がいいんでしょうか?」
桐島さん:「花は掛け合わして品種改良したものをパケットにして売ってる。関西のホームセンターとかに売ってるビオラとかパンジーは、大体そこの花や。今、アメリカにもアテンド取ってる。それぞれ仕掛け人がおるんよ。農家は農家だけでそこまでいくのは難しい。」
なるほど、儲けることは出来るけど、作る以外で仕掛け人が必要ということのようです。
桐島さんは、その「仕掛け」も自分でなんとかしちゃうツワモノ。
東京の代官山のレストランで扱っていただいていたり、地方の名品セレクトショップのようなところでも取り扱っていただいているのです。
なぜ桐島さんの野菜は他県にも流通しているか
桐島さん:「昔は作るのが専門な世界やったけど、今やってることの半分は流通や売ること。東京にも行ったりしてるよ。東京観光はようせんもんで。打合せしたりで忙しいもんで。」
桐島さんのところでは、研修生や地域の人達が一緒に農業やってくれるのもあって、桐島さん自身の仕事が、農業と流通・経営で比重が半々くらいになっているとのこと。
私:「1泊2日ですか!?」
桐島さん:「夜行バス使って、もうそんな感じやな。」
私:「夜行バス!私、もうキツイですわ~。」
桐島さん:「えぇ!うそぉ!」
どうやら夜行バスだってへっちゃらなタフな体力とグッドスリーパーな桐島さん。
桐島さん:「飛行機やと早くつきすぎるん。高知での時間の流れ方と東京の流れ方が違うのに、飛行機でスッとついてしまうと、余計もたん。そのスピードに頭を合わせていくのが大変。だからずっと外におると疲れる。」
なるほど。そういう“時間”の関係で夜行バスの方が疲れないんですね。それにしてもタフですね!私も、もっと頑丈に生きなければ!
ところで、地元を大事にしている桐島さん、どうして東京へ進出していたりするのでしょうか。
桐島さん:「代官山の駅の近くのレストランで扱ってもらってるけど、やっぱり取引してくれる値段が違う。」
私:「そういう面はありそうですね。健康志向が流行っていますし。ところで、その営業先はどうやって開拓されているんですか?」
桐島さん:「いや、僕もともとはねー、自分で営業したんじゃないんですよ。元嫁ー、いま離婚して消えたんやけど、元嫁がね、東京で料理をしててその関係もあって、繋がりがあった。ほんで自分の気に入った食材や商品を置く健康系のセレクトショップがあって、そこに野菜やら置いてもらって。時間はかかったんやけど、そっから口コミで。」
私:「ほぉ~~~!口コミで広がって取引先が決まっていったんですね!」
私:「ところで、ジンジャーシロップのパッケージや、野菜詰め合わせセットのパッケージが、とってもかわいいのですが、これも戦略のひとつでしょうか。そして、どうやってコレは作られたのでしょうか?」
桐島さん:「ラベルは元嫁がデザインしたんよ。元々デザイナーやってね、それから料理人なった人で。今は200人くらいいるお店の美容院のオーナーやっとる。東京にもお店ひらいて。」
私:「やり手ですね!」
桐島さん:「うん、元嫁は、今の(桐島農家の)元になる形をつくって、別れた感じやな。(こんなにできるようになったのは、)僕もマネジメントや経営の勉強した。だから今やってることができるようになった。一気にはようしなかったけど。」
自らの勉強も怠らない姿勢、向上心、本当に真似るべきところばかりです。
「伝えたいことがある」から研修生も受け入れています
桐島農家では、農業を知りたい方学びたい方の受け入れも行っています。
おかげさまで農業を手伝って貰えるし、人が増えるのもあって桐島さんの表情は楽しそうでした。
私:「研修生の方はどっからやってるくるんですか?」
桐島さん:「口コミとか、地域の学生さんとか、本を読んできてくれたりとか。まぁ、来たものは断らずみたいなとこで。
女の子が多いよ!埼玉からも来たりするよ。年齢は25歳とか、22歳とか。学んで、また地元に戻ってやりたいとかで。」
桐島さん、研修生と仲良くやっているようで、
桐島さん:「(研修生から)いつもほっつきすぎって怒られる。やりたいことが多すぎるんよ。」
と愉快な日常が垣間見えました。
コレカラの夢はどんなもの?
先ほども出た『やりたいことが多すぎる』とのお言葉。
コレカラの夢はどんなものをお持ちなんでしょう。
「あちこちでスペース作っていって、それを繋げて、四万十ってブランドで流通させていきたい。
それがあと8年くらいまでにやりたいことで、それが終わったら、次はペンション経営みたいなことやりたいな。のんびり、自分の周りに農業あって、来た人世話しながら。世話しながらも学ぶ場はつくっていきたいな。
あと、都会の働く女性30代40代とか、少しお金は持ってるけど安らぎ処がないような人に向けたスペースとかもオモシロいと思うなぁ。
カフェとかも作って若いもん呼んで、若い世代に伝えていけることは伝えていきたいな。それまでは、一所懸命頑張りたいな。」
「ぶはは、こんなんでええんかな、まぁ夢やからな。」と最後はニタニタしている様子で、聞いててこちらも楽しい気持ちになりました。
桐島さんの生きる教訓とは
「やりたいことは、全部やってしまおうと思っとるんです。
やろうと思えば、人間何にだってなれるんですよ。誰でも何でもできるんです。やる気があって、行動が伴って、行動に伴うだけの熱量がつけれれば。
多分ね、何やっても同じやと思うけど、自分を客観的に見るっていうことが大事。
自分で思い込んで“これが良いんだ”とやってしまうと、エゴにしかならない。俯瞰して自分を見ること、自分の後ろから自分を見ると、今やっていることが本当に正しいかどうか、野菜にとって良いのか、自然にとって良いのか、分かるようになってくる。
そうすると生きるのが楽です。」
さいごに
今回は、「ヒト」にフォーカスした記事をかけました。
正直、野菜の味の違い(スーパーで買うものと違うかもしれませんが、農家さん同士で差がどう違うか)の判断は難しくなってくるのではないかと思います。
そんな時は、人柄や目指しているところも選ぶベースにしてみても良いかもしれませんね!
行きつけのバーがあるように、ご用達の農家さんのいる暮らし、憧れるなぁ。。
☆桐島さんのジンジャーシロップは☟からご購入いただけます♪
★SHITTEKAUで紹介した、ほかの商品とまとめて購入したい場合は、ショップサイトでどうぞ
p.s.
ご協力いただきました、四万十の皆さま、桐島さん
記事を書かせていただき、ありがとうございました!
ヒットでホットなジンジャーシロップ①【高知】
こんにちは、アカネです。
今回の舞台は、、、、、高知!
以前の味噌漬け豆腐の回から続いています。
高知ってどんなところ?
有名どころで言えば四万十川でしょうか。
そんな四万十川の地域の熱血な農家さんを縁あってご紹介いただきました。
紹介者からの話を聴くと、、、
なんとめちゃめちゃ熱いお方なんだとか。
海外にも行ってらしたんだとか。
もともとは果樹園をやりたかったけど、なぜかショウガをつくっていると。
弟子の受け入れを盛んにしているんだとか、、、。
いろんな噂をキャッチしたので、、、
真相が知りたくなるのが、私のつとめ。さぁ行ってみよう!高知へ!
高知、四万十へゆく
レンタカーを借りて、高知へ。
それも高知市ではなくて、もっと奥の四万十へ。
大きな川と、山々。そよ風が美しい、そんな場所。
私は友人のちからを借りて、その噂のとっても素敵な農家さんをご紹介いただきました。
四万十ポークの豚丼と共に、、、🐷
他の方もいらっしゃったので、今回お話をきいた農家の桐島さんの顔写真はありませんが、ほんと農家一筋って感じで、どっしりしていて、そしてまっすぐに熱いけど柔らかい優しさもある、そんな感じの方でした。
熱い想いの桐島農家さんのココがすごい
・2年間農業大学で勉強→21歳から2年間留学(1年半は果樹園農家にステイして果汁の剪定や語学、専門分野の勉強)
・専門誌の「現代農業」に作り方のノウハウが掲載されたり、出版書籍も!
・地元の人を巻き込んで農作業
・もはや流通もしてる。東京も有名レストランに送っていたりも。
・農法ではなく人の顔でブランドを作っていきたい
・農業のプロを育てたい
羅列させていただきましたが、
そうなんです、桐島さん、努力家で器用なんです。
経営のことも流通のことも、もちろん農法のこともめちゃくちゃ勉強されている様子で、さらに地域のコト・今後農家をしたい人のコトなど周りを考えて、それが夢になっているとこも魅力的です。
「夢」をもっていて「次、なにしたい」と明確に分かっている方でした。なんとも心強いというか、かっこいいというか。
ヒットでホットなジンジャーシロップ
桐島さんのヒット商品であり、こだわりのつまった『ジンジャーシロップ』。
もちろん、野菜も取り扱っていて、その野菜も流通させていらっしゃいますが、今回はそのオシの『ジンジャーシロップ』にフォーカスを当てていきたいと思います。
(『いい〇こ』のCMかのように景色に置いてみました笑)
ジンジャーシロップ、例えば暑い日はかき氷にシロップとして使ったり、寒い日はホットミルクにいれてみたりと、年中を通して、スッとしたものを入れたい時や健康になりたい時に使える一品です。
こちらのジンジャーシロップの生姜は、農薬や化学肥料をつかっていない安心の生姜です。
生姜の辛さや味がしっかりとでている桐島さんとこの生姜からできたジンジャーシロップ。
ちょっと辛いんじゃないかな、、生姜メインってちょっと苦手、、と思っていました。
めちゃうま!ジンジャーホットミルク
ホットミルクを作って、すこ~しずつジンジャーシロップを加えていきます。
私は200mlの牛乳に大さじ2/3ほどのジンジャーシロップを入れるくらいが丁度良かったです。
味見、、、、ゴク、、、
うままままーーーー!!
ミルクの甘さを引き立たせつつ、味に輪郭を持たせるような、そんなお味に、、!
あったかいお湯にいれると、まるみを帯びた味というよりは、自然の力をいただいているような気持ちよさと、スッと、でもすこしガツっとしたものを感じるホットジンジャーになります。それでもホットジンジャーが苦手な私も好んで飲めるくらい飲みやすかったです^^
夏の季節には、かき氷にかけてみたり、ソーダで割ってみると、すっごく美味しそうです。うん、夏にも飲んでみたいな。
調べてみると、ジンジャーシロップに生姜や醤油やみりんを加えて、つくだ煮を作られている方もいらっしゃいました!
色々と工夫してみると、新たなメニューが増えるかも!
健康にも良いですし、気になった方はこの機会に暮らしに取り入れてみてはいかがでしょうか。
風邪ひいたときや、身体をあっためたい時にもってこいです!
ぜひお試しください~◎
★購入可能サイト
次回は、そんなジンジャーシロップのつくり、桐島さんに迫ります
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